■ 記号の読み方 - 貨物車編 by にゃん吉さん

 さて大反響の (爆) 記号の読み方第三弾は、「貨車編」です。車両重量がある程度判別可能であるというところ、およびその理由は、客車のときと同様です。表記方法は、通常はカタカナ数文字(多くは2〜3文字)と数字の羅列です。カタカナの一文字目は車両の分類・積載物の指定等を示し、二文字目はその車両の荷重を示します。数字はその車両の形式や、同形式内で何番目に生産されたかを示しています。が。その表記方法はハッキリ言ってしっちゃかめっちゃかで、訳がわかりません。実はJRの線路上を走る貨車の、かなりの割合のものがJRの持ち物ではないという事実が関係しているのです。例えばよく見かける石油類を運ぶタンク車、石油元売会社所有だったり、メーカーに貨車を貸している会社の持ち物(つまりレンタカー)だったり。このような状況ですから、番号は取ったもの勝ちに近く、したがって秩序もなにもない状況になってしまったのです。
では実際に読み方を見てみましょう。

◎車両の分類・積載物の指定を示すカナ
「ワ」・・・有蓋車:屋根付の箱型の一般車両。荷役はサイドや妻部の扉から行う。
「ポ」・・・陶器車:陶器搬送専用の有蓋車。
「レ」・・・冷蔵車
「ツ」・・・通風車:換気を必要とする荷物を運搬する車両。妻部や扉にスリットがある。
「ト」・・・無蓋車:砂利・砂等を運ぶ、屋根の無い一般車両。
「ク」・・・車運車:自動車輸送用車両。
「チ」・・・長物車:長尺の製品(丸太、パイル、レール等)を運搬する車両。
「コ」・・・コンテナ車
「シ」・・・大物車:通常の貨物車両では扱えない重量物を運搬する車両。
「タ」・・・タンク車:液体・粉体を収める円筒タンクを備えた車両。
「ホ」・・・ホッパ車:粉末・粒状の製品を運搬する車両。車両下方への吐出口を持つ。
「セ」・・・石炭車:ホッパ車でも特に、石炭・石灰石を運ぶための車両。
「ヨ」・・・車掌車:車掌が乗務する車両。
「ヒ」・・・控車:操車場等で、特殊な事情で機関車と貨車とを直接連結できない場合の、言わばスペーサー車。
「キ」・・・雪掻車
「ソ」・・・繰重車(クレーン車)
「エ」・・・救援車
「ヤ」・・・事業用車
「フ」・・・緩急車:簡易車掌室がついた車両。

◎積載重量を示すカナ
「ム」・・・14〜16t
「ラ」・・・17〜19t
「サ」・・・20〜24t
「キ」・・・25t以上
なお、13t以下の場合は省略されます。

※例:
「コキフ」・・・積載重量25t以上のコンテナ緩急車。
「ワラ」・・・積載重量17〜19tの有蓋一般車。
「タキ」・・・積載重量25t以上のタンク車。
「ト」・・・積載重量13t以下の無蓋車。